西洋占星術の起源

西洋占星術の起源はバビロニアにあったとされています。バビロニアでは、紀元前2千年紀に天の星々と神々を結びつけることが行われ、天の徴(しるし)が地上の出来事の前兆を示すという考えも生まれました。

エヌーマ・アヌ・エンリル(英語版)』(Enuma Anu Enlil、紀元前1000年ごろ)はそうした前兆をまとめたものです。ただし、当時前兆と結びつけられていた出来事は、君主や国家に関わる物事ばかりで、その読み取りも星位を描いて占うものではなく、星にこめた象徴的な意味(火星は軍神ネルガルに対応していたから凶兆とするなど)を読み取るものに過ぎませんでした。

現代にも引き継がれている星位図を描く占星術は、天文学が発達し、惑星の運行に関する知識が蓄積していった紀元前1千年紀半ば以降になって形づく荒れてきました。このころも含め、古来、「天文学」と「占星術」の境界の曖昧な時代は長く続きました。

占星術的予兆を記したタブレット 

占星術的予兆を記したタブレット

もともとは暦のために整備された獣帯(黄道の南北にそれぞれ約八度ずつとった帯状の部分。太陽・月および主な惑星はこの中を運行する。黄道帯。全周が黄道十二宮に分けられる。)を占星術と結びつけることも、そのころに行われました。

現存最古の星位図は、楔形文字の記録に残る紀元前410年の出生星位図(ある貴族の子弟の星位を描いたもの)です。ただし、この時点では、のちのホロスコープ占星術に見られる諸概念はほとんど現れていませんでした。

星占い

新聞や雑誌などには、しばしば星座占いのコーナーがあります。この星占いと言われているものは、この西洋占星術が基になっていますが、星占いは、誕生日の太陽星座のみを主体としているため、解釈が曖昧です。

一般的な西洋占星術は、12天体と12はハウス、生まれた時間から割り出す東の方角(AC)などからホロスコープという図案を出し、現在の星の位置などから運気の流れなどを読み取っていきます。

サン・サイン占星術(太陽のみで解釈する)の曖昧さに対して、プロの占星術師たちはより完璧な、個人に特化したホロスコープを使えば的中精度が上がると考えています。

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